豊田市生涯学習センター 　設計：妹島和世
豊田市の郊外にある交流館．各階で異なる形の平面が，上下で少しずつずれて積層する．1階ホールと2階大会議室の大きなふたつの吹き抜けを通して，周辺風景と人びとの活動の様子がガラス越しに連続して繋がる。

飯田市小笠原資料館　設計：妹島和世
旧領主居城のあった場所であり室町時代の城山の中腹に位置する。建物前面の南側斜面には国の重要文化財である書院が保存、公開されている。緩いカーブが与えられた細長いボリュームとその配置は書院からの後退距離と背後の城山より決められている。ファサードをつくるガラス面には木目をペースにデザインされたパターンが焼きつけられており、その表情は時間や天候によりさまざまに変化する。